【イラスト】セ・リーグ1週間振り返り27〜29日

先週の入れ替え&ファーム情報を、球団別でおさらいします。セ・リーグ編。

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【阪神】リリーフ強化で湯浅を再昇格させ、先発だった門別も配置変換で招集した。ファームでは頭部への打球直撃で離脱していた石井が29日に2軍戦で復帰。1回をわずか9球で3者連続3球三振に打ち取る「イマキュレートイニング」で飾り、近日中の1軍復帰OKをアピールした。ベテラン原口も4試合連続安打と状態を上げ、代打の切り札も再昇格への準備を整えている。

【広島】6月29日にプロ初昇格してプロ初先発した新人佐藤柳が、プロ初勝利を挙げた。2軍では林が好調を維持している。6月の月間打率は3割9分2厘をマークし、3本塁打、11打点。新井監督は昇格を見送った理由について「もちろん頑張っているし、結果も見ている。候補にはあったけど、役割的を考えると今上げても使ってあげることができない」と説明した。

【巨人】ルーキー石塚がドラフト1位の実力を見せつけた。25日DeNAとの2軍戦(Gタウン)に「1番遊撃」でスタメン出場。4安打に加えて“プロ初盗塁”を含む2盗塁をマークし「高校生の時を思い出しました」と笑みを浮かべた。6月の月間打率は3割1分6厘と堂々の3割超え。桑田2軍監督も「素晴らしい。(今後が)非常に楽しみですね」と称賛した。

【DeNA】状態の上がらないバウアーがファーム再調整となった。来日後、不調での登録抹消は初めて。ファームでの登板は未定で、三浦監督は「調整して状態をあげるということ」と説明。1軍に同行しながら復活の兆しを模索する。一方、下半身のコンディション不良が再発して調整中の林は、段階を上げており、6月24日には「だいぶ順調にきている」と手応えを示していた。

【中日】不振のカリステを降格させた。井上監督は「日差しを浴びてリフレッシュしてこい」と期限を設けず復調を待つ。2軍では4月24日に右肩のコンディション不良で離脱した柳が復帰間近だ。離脱後3戦目となった6月28日の2軍阪神戦では先発し107球を投げ7安打1失点と好投している。

【ヤクルト】サンタナが6月20日オリックス戦で右前腕に受けた死球の影響で同27日に出場選手登録を抹消された。田口は同27日阪神戦で下半身のコンディション不良で緊急降板し、ファーム調整となった。イースタン・リーグでは石川が同29日西武戦で5回3安打無失点。上半身コンディション不良からの復帰を目指す村上は、同27日に屋外でのフリー打撃を2カ月ぶりに再開した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【セ入れ替え&2軍情報】阪神石井大智2軍戦で復帰 巨人ドラ1石塚裕惺は6月月間打率3割超