バルセロナ、資金調達のためFWパウ・ビクトルを買い戻しオプション付きで売却へ 現地紙報道
バルセロナが今夏、資金調達のためにスペイン人FWパウ・ビクトル(23)を売却するつもりだとスペイン紙スポルト電子版が29日に報じた。
慢性的に財政問題を抱えるバルセロナは現在、獲得候補に挙がるビルバオのスペイン代表FWニコ・ウィリアムズなどの新戦力を補強を行うため、所属選手の売却が必須となっている。そんな中、同紙によると、昨夏にジローナから獲得するも、ダニ・オルモとともにスペインリーグの選手登録で苦労したパウ・ビクトルを早々に手放すことを考えているとのことだ。
フリック監督指揮下であまり出番を得られなかったパウ・ビクトルはより多くの出場機会を得るため、移籍を決意しているという。バルセロナも選手の成長を促すためにチームを離れるのがベストと判断し、買い戻しオプション付きでの売却を優先的に考えているとのことだ。
バルセロナで良いシーズンを送れなかったパウ・ビクトルは現在、今夏の移籍市場でスペイン国内のチームから注目を集める選手の一人になっており、すでにベティス、ヘタフェ、セビリア、セルタ、マジョルカ、バレンシア、1部昇格を決めたばかりのオビエドから問い合わせが来ているという。
同紙によると、この中でクラブ間の良好な関係性から、欧州リーグ出場権を獲得したベティスが移籍先の最有力候補になっているとのことだ。さらにベティスは、最終的に控えに甘んじていたGKイニャキ・ペーニャも狙っていると伝えている。(高橋智行通信員)