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複数のOB選手が、野手登板の数を制限するようMLBと選手会に働きかけていると29日(日本時間30日)、米紙USAトゥデー電子版が伝えた。

同紙は「何人かの元MLB選手がMLBと選手会の幹部に接触し、次の労使協定で、大差の試合で近年起用されている野手登板の数を劇的に減らす条項を導入するよう要望している」と伝えた。オールスターに出場経験のある元選手は「(野手登板は)試合を台無しにし、データを茶番にしている。誰かが(野手登板で)ケガをするまで何も変わらないだろう。そろそろ野球をばかにするのをやめてほしい」と話したという。現行の労使協定は26年12月に終了するため、27年から規制される可能性がある。

現在のルールでは、野手は10点差以上でリードしている9回か、イニングに関係なく8点差以上でビハインドの場合、もしくは延長戦で登板が可能。近年はリリーフ投手の負担を軽減するため野手登板が増加し、ドジャースでは今季キケ・ヘルナンデス内野手が5試合、ミゲル・ロハス内野手が3試合に登板している。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 近年増加の野手登板を制限するよう元選手らがMLBと選手会に要請「試合を台無しにしている」