【クラブW杯】バイエルン8強「とても暑かった」直近11戦5失点フラメンゴからFWケーン2発
<クラブW杯:フラメンゴ2-4バイエルン・ミュンヘン>◇29日(日本時間30日)◇決勝トーナメント1回戦◇マイアミ
FIFAクラブワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)で、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)がFWハリー・ケーン(31)の2得点などでフラメンゴ(ブラジル)に4-2で勝ち、8強に進出した。準々決勝でパリ・サンジェルマン(フランス)と対戦する。
ドイツ王者が公式戦11戦負けなしだったフラメンゴの堅い守備をこじ開けた。最近11試合で5失点だった相手からこの1試合で4ゴール。前半6分にCKから相手のオウンゴールで先制し、その3分後にケーンがペナルティーエリア手前から左足でゴール左隅に蹴り込んだ。1点を返された前半41分にもMFゴレツカが右足で強烈なミドルシュートを決めて突き放した。
後半10分にPKで1点を返されたが、同28分には高い位置でボールを奪い返し、MFキミヒのパスから最後はケーンが仕留めて再びリードを2点に広げた。ケーンは今大会3ゴール目。今季公式戦通算41点目とし、2シーズン連続で40点を超えた。
エースFWはDAZNのインタビューで「難しいコンディションの中、本当に強いチームと対戦した。とても暑かったし、リードを奪うたびに追い上げられ、苦しめられた。4点目は緊張をやわらげる上で重要だった」と語った。
準々決勝の相手は欧州王者パリSGに決定。昨年11月の欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグで対戦し、1-0で勝っている。ケーンは「今季のパリSGは素晴らしいシーズンを送っている。昨年11月に対戦して勝つことができたが、そのエネルギーを生かさなければならない。自分たちであれば勝てると信じている。しっかりリカバリーして準備したい」と大一番に向けて意気込んだ。