オリックス対楽天 オリックスに勝利しエンジェルス、クラッチーナとともに写真に収まる藤井(撮影・加藤哉)

<オリックス2-4楽天>◇29日◇京セラドーム大阪

楽天藤井聖投手(28)がチームの連敗を4で止めた。

両リーグトップの打率を誇るオリックス打線を7回5安打2失点に抑え、自身今季3勝目。好投のカギは“切り替え”にあった。

初回だ。先頭の西川、2番宗に連続ソロ本塁打を打たれた。いきなりの2失点。さすがに「非常に焦った」が、ズルズルいかなかった。3番は東洋大で同期だった中川。初球、2球目とボールが続いたが、3球目で外に逃げるシュートを打たせ左飛。嫌な流れを切った。「その後が大事だと思ったんで。もう打たれてしまったものはしょうがないんで、切り替えるしかない。次の同級生の中川圭太から切り替えて入りました」。5回先頭に打たれるまで、無安打を続けた。

味方打線は失点直後の2回に4点を挙げ、すぐに逆転してくれた。藤井は追加点を与えず、白星を呼び込んだ。「(2回の4点は)非常にありがたかったですし、ほんとに頼もしい打撃陣だなと思って見てました。4連敗してたんで止めれたのも良かったんですけど、(27日先発の)早川も(28日先発の)ヤフーレもやられてたんで、絶対自分がやり返すっていう強い思いで臨みました」と、同一カード3連敗阻止を喜んだ。

ヒーローインタビューでは、こう締めた。

「前に岸さんも言ってたんですけど、『こんなもんじゃないぞ、イーグルス』ってところを、これからも見せていきたい」

まだまだ、上にいく。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【楽天】藤井聖、いきなり2被弾「非常に焦った」けど“切り替え”て好投 同一カード3連敗阻止