プロ注目の滝川・新井瑛太は大学進学 卒業後プロ目指す 最速153キロ、通算15発の二刀流
<高校野球兵庫大会・開会式>◇29日◇姫路ウインク
高校日本代表候補で滝川(兵庫)のプロ注目の二刀流、新井瑛太投手(3年)が卒業後の進路を大学進学に絞ったことが29日、分かった。今秋のドラフト候補だったがプロ志望届を提出せず、大学で4年間鍛えてからプロ入りを目指す。
中学までは外野手で、高1秋から投手に転向。高いポテンシャルで最速153キロを出すまでに成長し、打っては高校通算15本塁打のパンチ力を誇る。今春の報徳学園との県大会3回戦では、NPB9球団が視察に訪れるなど、プロからも高い評価を受けてきた。
学業も優秀で5段階評定は常に4・5以上を維持し、入学から3年間学級委員長を務めて主将としてチームを束ねる。この日は、姫路ウインクで開催された兵庫大会の開会式に出席。「目標の甲子園へ、目の前の試合をコツコツ慎重に戦います」と引き締めた。シードの滝川は7月13日の初戦は明石西-津名の勝者と対戦。春夏合わせて同校45年ぶり21度目の聖地を目指し、完全燃焼する。
◆新井瑛太(あらい・えいた)2007年(平19)10月20日生まれ、神戸市出身。小学1年から小束山少年団で野球を始める。中学では明石ボーイズでプレーし、外野手でタイガースカップに出場。滝川では1年夏から主軸を打ち、同年秋から投手に本格転向。3年時の今春はU18候補合宿に参加。春の兵庫大会3回戦で先発した報徳学園戦は7回2/3 5失点で敗退。180センチ、82キロ。右投げ左打ち。