中日対広島 9回裏中日2死二塁、井上監督(右)はブライト三振の判定に悔しそうな表情を見せる(撮影・森本幸一)

<中日1-2広島>◇29日◇バンテリンドーム

中日先発松葉貴大投手(34)が6回6安打2三振2失点で今季5敗目を喫した。14年に並ぶ自己最多のシーズン8勝目を目指しての登板だったが、今季初めて本拠地で黒星がついた。

打線は広島の先発、ドラフト2位左腕・佐藤柳之介投手(22)を打ち崩せず。6回まで2安打無失点に抑えられてプロ初勝利を献上した。

チームは連敗で4カード連続の負け越し。借金は6に膨らんだ。

井上一樹監督(53)の一問一答は以下の通り。

-広島佐藤柳に2安打

ちょっと翻弄(ほんろう)されたかなという感があるかな。そこまでスピードがある訳じゃないけども、抜いた球というか、奥行きに、面食らったというのはある。ウチの連中がね。

-試合前の対策は

もちろん、打撃コーチと選手の間で決め事はある。どっちも追いかけていてはなかなか点数は取れないよって。絞っていこうという話をしていたけど、絞れなかったということです。

-8回のチャンス。大盛の好プレーもあって1点。もう1点というところ

それは、もちろん。言われなくてもそうです。

-先発松葉が2失点とはいえ好投

マツ(松葉)はそれなりに抑えて、ロースコアできてくれるというのは、こちらも計算していますし。ただ、あそこで代打はなんでやねんって話があるだろうけど、2点取られている。追っかけなきゃいけないという場面であれば、あそこで代えたというのも、こちらとしては致し方ない。

-6回、ファビアンにタイムリーを打たれた場面。敬遠というのも

ファビアンの敬遠をという選択というよりも、まずは当事者であるピッチャーが…。敬遠したとしても、ランナーが溜まった状態で、じゃあ、次の末包と勝負しますとか、どちらを選択するかというのは、こちら側がそういう風にしたらどうだっていうような提案はできるけど、ここまで対戦した感覚というのがあるから。その感覚を重んじてあげたということです。

-4カード連続の負け越し

カード負け越しというのは、もちろん常に勝ち越したいと思っているところ。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【中日】広島ドラ2佐藤柳之介にプロ初勝利献上 井上監督「奥行きに面食らった」/一問一答