【オリックス】球団43年ぶり初回先頭から2者連発も逆転負け「流れ止められなかった」岸田監督
<オリックス2-4楽天>◇29日◇京セラドーム大阪
オリックスは逆転負けで、連勝が3で止まった。
この日も1、2番コンビで初回に2点を先制した。1回裏、1番西川龍馬外野手(30)が楽天藤井の2球目をバックスクリーンへ4号ソロ。21日ヤクルト戦(神宮)以来、今季2度目の先頭打者アーチを決めた。興奮冷めやらぬ中、2番宗佑磨内野手(29)も2ボールから右翼へ2号ソロ。初回先頭から2者以上の連続本塁打は、オリックスでは阪急時代の82年4月16日ロッテ戦で福本、簑田が記録して以来、43年ぶり。7試合連続の初回得点で幸先良くスタートした。
だが、2回。先発の東晃平投手(25)が無死満塁からルーキー宗山に右翼へ2点適時二塁打を浴びた。さらに左犠飛で3点目を献上。2死後、1番辰己にも中堅へ適時三塁打を浴びた。1回2/3を4安打4失点で今季2敗目。後を託された本田圭佑投手(32)、高島泰都投手(25)、片山楽生投手(22=NTT東日本)、権田琉成投手(25)が無失点リレーも、打線が2回以降、得点を奪えなかった。
岸田護監督(44)は先発東の2回途中での交代に「球もちょっと良くなかったですしね。流れを止めようと思ったので、替えないと仕方なかった」と説明。初回以降、楽天先発の藤井を前に無得点に倒れ、「藤井くんもちゃんと立ち直ってね。いいピッチングされましたね。仕方ないです」。首位日本ハムとのゲーム差は再び1・5に広がった。7月1日からは沖縄・那覇で西武2連戦を迎える。