【阪神】2戦連続、今季17度目の完封勝ちで3連勝 伊藤将司が完封勝ちで2勝目
<ヤクルト0-6阪神>◇29日◇神宮
阪神が2戦連続、今季17度目の完封勝ちで3連勝を決めた。カード勝ち越しは2カードぶりで、6月の成績は11勝11敗となった。
先制はこの日も森下翔太外野手(24)の1発だった。初回2死走者なしで、初対戦だったヤクルト先発アビラの真ん中付近への変化球を捉え、左中間へ先制の13号ソロ。2戦連発で流れを呼び込んだ。
5回には打者一巡の猛攻。大山、前川の連打で無死一、三塁の好機をつくり、坂本誠志郎捕手(31)が中堅フェンス直撃の適時二塁打を放った。さらに1死二、三塁から、伊藤将がスクイズを決めると、三塁走者の前川が頭から突っ込みセーフ。ボールがそれた間に二塁走者の坂本も生還。なおも1死二塁で近本が中前打でつなぎ、中野の中犠飛で5点目を奪った。
さらに8回1死から、佐藤輝明内野手(26)が120キロ右翼スタンドへ、12球団最速20号ソロを放ち、ダメ押しした。
この日は、前日28日まで右翼を守っていた佐藤輝が、28試合ぶりに三塁で先発。右翼には27試合ぶりに森下が入り、前川が「6番左翼」で31試合ぶりにスタメン。オーダー変更がはまった。
先発の伊藤将司投手(29)は、23年8月20日DeNA戦(横浜)以来となる完封勝ちで2勝目。6月11日西武戦(ベルーナドーム)で今季初先発してから3戦負けなしとなった。