【クラブW杯】異例2時間中断 チェルシーが8強、延長戦で1人退場のベンフィカに4-1勝利
<クラブW杯:ベンフィカ1-4チェルシー>◇28日(日本時間29日)◇決勝トーナメント1回戦◇ノースカロライナ州シャーロット
FIFAクラブワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)で、チェルシー(イングランド)がベンフィカ(ポルトガル)を延長の末に4-1で下し、8強に進出した。準々決勝でパルメイラス(ブラジル)と対戦する。
チェルシーは後半19分に先制。DFリース・ジェームズが左サイドの直接FKから右足で狙い、相手GKの意表を突いてニアサイドを抜いた。同41分、雨は降っていなかったが、雷雲が接近しているとして一時中断。すぐに再開されるかと思われたが、いつまでたっても再開されず、約2時間中断した。
再開後、ベンフィカは今大会限りでチームを退団する37歳の元アルゼンチン代表MFディマリアの高精度のプレースキックからチャンスをつかみ、後半アディッショナルタイムにチェルシーのDFギュストがエリア内でハンドの反則。そこで得たPKをディマリアが落ち着いて決めて追い付き、試合は延長戦に突入した。ディマリアは今大会4点目で得点ランキング単独首位に浮上した。
だが、ベンフィカは延長前半2分にアルゼンチン出身の19歳MFプレスティアーニが2枚目のイエローカードで退場。数的優位に立ったチェルシーは延長後半3分にFWエンクンクがゴール前のこぼれ球に反応し、気合でねじ込んで勝ち越した。同9分にはFWネトがカウンターから今大会3点目を決めてダメ押し点。同12分にもMFデューズバリーホールが抜け出し、4点目を奪った。