ロイヤルズ対ドジャース 2回裏、力投するドジャース先発の大谷(撮影・滝沢徹郎)

<ロイヤルズ9-5ドジャース>◇28日(日本時間29日)◇カウフマンスタジアム

ドジャース大谷翔平投手(30)と対戦し最速の球を投げられたロイヤルズの主砲ビニー・パスクアンティノ(27)が「たぶん、僕に対して燃えたんだろう」とおどけた。

大谷は1回1死一、二塁でパスクアンティノを101・7マイル(約164キロ)の直球で二ゴロ併殺に打ち取った。これは大谷のメジャー最速で、今季ドジャース投手陣の中でも最速だった。

パスクアンティノは大谷に対しては1打数無安打だったが、5回にダメ押しの12号3ランを放つなど4打数2安打、5打点と活躍。大谷との対戦について問われると「彼とは何度か対戦しているし、日本でも対戦したよ」と2年前のWBCイタリア代表で来日し対戦したことに言及。この日の投球については「良かったよ。彼がケガから投手として復帰したことは、野球界にとってクールなこと。どうやったら同時に投げて打てるのか分からない。本当にすごいよ。3ケタの球速を出したのもすごい。だから彼は最高の選手なんだ」と称賛した。

大谷が100マイル前後の剛速球を3球続けて投げてきたことには「スイーパーを待っていた。3球続けての速球は驚いたね。でもダブルプレーに打ち取って彼にとっては良い仕事だった。フォーシームはごく微妙に動くカットボールのようだった」と振り返った。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 大谷翔平の最速164キロで併殺打…4番パスクアンティノ「驚いた」も「野球界にとってクール」