巨人対DeNA 6回裏巨人無死一塁、門脇に右二塁打を許し、カバーに入ったバウアーはベンチを背にマウンドに戻る(撮影・浅見桂子)

<巨人5-0DeNA>◇28日◇東京ドーム

DeNAトレバー・バウアー投手(34)の次回登板について、今日29日にも三浦大輔監督(51)と投手コーチが協議する。

バウアーは28日の巨人戦に先発。6回途中7安打5失点でKOされ、自身4連敗で今季7敗目(4勝)を喫した。

試合後、三浦監督は「今、試合が終わったところなんでね。今日、どうだったのかっていうのをしっかり振り返って、今後考えていきたいと思います」と説明。大原チーフ投手コーチは「次回は未定です。監督と話して、決めたいなと思います」と話した。

少し心配な火種もある。

バウアーが6回途中5失点でKOされ、マウンドを降りてベンチに戻った後、大原チーフ投手コーチに激しい口調で何かを訴えると、ベンチの選手、コーチらも視線を向け、一瞬だけベンチ内にも異様な空気が漂った。

話の内容について、バウアーは「個人的な内容の話です」と口を閉ざし、大原コーチは「言える内容でもないですけど、あれがあったから別にどうのこうのっていうものではなくて、彼と話して解決する問題なんで、そんなにあれが悪いわけでもないのかなと思います」と説明した。

23年の在籍時にも、味方の凡ミスでピンチが拡大し、グラウンドで放送禁止用語を叫ぶ姿が見られた。野手に対してではなく、自分へのカツも込めた叫びだったが、誤解を招く可能性もあり、三浦監督、投手コーチらが会話を重ねながら、日本の文化を伝え、バウアーも理解を深めた。

闘志を前面に押し出す投球スタイルで、登板中や登板直後は熱くなる傾向があり、一夜明け、冷静さを取り戻した中で話し合いなどが行われるとみられる。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【DeNA】バウアーが降板後にコーチに激しい口調で主張…心配な火種に「話して解決する問題」