京都対G大阪 G大阪に快勝し、喜び合う京都の選手たち(撮影・前田充)

<明治安田J1:京都3-1G大阪>◇第22節◇28日◇サンガS

今季サンガSで最多の2万174人の観客が集まった関西対決で、京都サンガが本物の強さを見せつけた。

立ち上がりから圧力でG大阪を上回り、ボールを奪ってから積極的に前に運んだ京都は、勢いのまま前半17分と25分にFWのMトゥーリオが連続ゴール。後半7分にもMトゥーリオのアシストからDF福田が3点目を挙げた。

一体となった戦いでの快勝を曺貴裁監督(56)は「プラスではなく、個×個」という意識の結晶だとした。「1人がやらなかったらゼロになってしまうが、全員でやるのはずっと大事にしている」。これを選手も体現した。MF川崎は「素晴らしい個を持つ選手に勝つためには、1人が負けても次の矢が出るかどうか。今日はそれができたからこそ厚みのある守備、攻撃ができた」と自信を深める戦いとした。

京都は首位と3差の暫定3位に浮上。躍動感あふれるサッカーが、古都の熱をさらに上げた。【永田淳】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【京都】本物の強さを見せつけG大阪に快勝、暫定3位に浮上 曺監督「個×個」という意識の結晶