巨人対DeNA 2回の投球を終えベンチへ引き揚げるDeNA先発のバウアー。右は伊藤(撮影・小沢裕)

<巨人5-0DeNA>◇28日◇東京ドーム

DeNAは、トレバー・バウアー投手(34)が、6回途中7安打5失点6四球でKOされ、3連敗を喫した。

4回に丸の2点適時二塁打で先制され、6回1死満塁からオコエに走者一掃の適時三塁打を浴びた。バウアーは12日のオリックス戦から4連敗で、今季7敗目(4勝)を喫した。

打線はちぐはぐな攻めでグリフィンの前に7回を無得点。巨人と同じ9安打を放ちながら、2試合連続の0封負けでリーグ戦再開初戦のカード負け越しが決定し、借金1で4位に転落した。

試合後の三浦大輔監督(51)の主な一問一答は以下の通り。

-バウアーは四球が多く、彼らしくなかった

(四球が)今日、6個かな。いい球も前回に比べればあったんですけど、良かったんですけど、急にストライクが、投手のところもそうですし、それ以外もね、ちょっと急にストライクが入らなかった部分での球数とかね。3回以外は毎回ランナーで、我慢の投球になったかなというところですね。

-ああいうふうな投球になると打線にも流れがこなくて、試合が難しくなる

そうですね。何とかホームを踏ませないっていう、粘り強くっていうのは感じましたけど、守ってる時間がね、ちょっと長かった分ね。それだけじゃないですけどね。

-試合後、バウアー本人も悩んでる感じだった

前回もそうですけど、みんな1人で悩ませてるわけじゃなくね、周りのみんなで取り組んで、何とかみんなで結果につなげようっていうところを取り組んでるところですけどもね。

-普段は強気なバウアーが次に何をやればいいかわからないのは初めてだと

そこはね、1人にさせないようにして、しっかりと周りでケアしながらね。全員で戦ってるんだっていうことをね、チームメートですから。そこはみんなで取り組んでいけるようにしていきたいなと思います。

-再調整や登板を飛ばすことは

今、試合が終わったところなんでね。また今日、どうだったのかっていうのをしっかりと振り返って、今後考えていきたいなと思います。

-球威など、前回より良かった点は

ボールもだいぶ低めに集まってるところも見られたし、ちょっと中に入ったところを痛打されたりとか、急にコントロールが定まらなくなったりとか、ばらつきがあったのかなと思いますけど、前回に比べるとボールの質も良くなってるのは見えたのかなというところもありましたけどね。

-2点ビハインドの6回の攻撃で、先頭のバウアーに代打を送らなかったのはどういう判断

続投っていう判断ですよ。チームとして、続投っていう選択をしました。

-今季初めて伊藤とバッテリーを組ませた意図は

何か1つのきっかけっていうところでね。一昨年よく組んでましたし、何かのきっかけになればと思って。この前の横須賀のピッチングのところもね、光に受けに行ってもらいましたしね。

-森敬のスタメン起用の狙いは

狙いですか。チームが勝つためです。今日、2本出たことによっても、また本人もね、気分的には違うと思いますし、そういうきっかけにしていかないと。試合は続けていくわけですからね。

-9安打で無得点だったが、もどかしさは

もう1歩なんですけどね。形を作るとか、あとは送れるところで送れなかったりっていうのはあるんでね。細かいミスも中にもありますけど、得点圏、今日も何回かあった中で、そこでもう少し選手の力をどうしたら出しきれるのかっていうところはね、我々がしっかりとやっていけないなと思ってますけどね。選手たちは打席、グラウンドもそうですけど、一生懸命、毎試合戦ってくれてますし、選手たちが力をもっともっと出し切らせてあげるようにしていかないといけないと思います。

-巨人丸の申告敬遠の場面は

満塁策にして、ホームゲッツーっていう態勢を取りました。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【DeNA】三浦監督 苦悩のバウアーに「1人にさせないよう…周りでケアしながら」/一問一答