【阪神】平田2軍監督「井上もこれで梅雨明けしないと」3カ月ぶり4号ソロの井上に/一問一答
<ウエスタン・リーグ:阪神1-0中日>◇27日◇SGL
阪神平田勝男2軍監督(65)が、約3カ月ぶりに本塁打を放った井上広大外野手(23)に“梅雨明け指令”を出した。
2回1死で中日柳のカーブを捉えて、左翼へ決勝の4号ソロ。3月29日くふうハヤテ戦以来のアーチとなった井上に、平田2軍監督は「もうやっと井上もこれで梅雨明けしないと。梅雨前線が停滞なんて、それはもう困るわけよ。今日の天気みたいにカラッと」と“平田節”でさらなる奮起を願った。
また、8日ソフトバンク戦(タマスタ筑後)以来の先発となった早川太貴投手(25)は、6回3安打無失点の好投で5勝目。
また6日オリックス戦(甲子園)で頭部にピッチャーライナーを受け、「脳振とう特例」で出場選手登録を抹消されてリハビリ中の石井大智投手(27)がブルペン入り。復帰へ1歩ずつ進んでいる。
平田2軍監督の試合後一問一答は、以下の通り。
-早川が6回無失点
「早川が、ちょっと首を痛めてというところで、久しぶりの登板やったけど、ずっと彼ローテーション守って投げてたんで、逆に良い間隔は空いてよかったんちゃうかな。この前も(6月1日の)ドラゴンズ戦、7回(失点)ゼロでしょ。前川のホームラン1本で抑えた時もね。今日も非常にコントロールも安定してたし、球のキレも良かったし、インコースにね、ツーシームっていうか、あれが右バッターには非常に効果的だよ。そういうとこで、町田もうまいことリードを、1年目バッテリー。早川だけど、町田もいいリードしてくれてたんじゃないかな」
-今後は再びローテに戻る
「もちろんもうこれで。そんな大したあれ(ケガ)じゃなかったんで、1回飛んだっていうだけな話だったんでね」
-打撃陣は中日柳に苦しんだ
「やっぱり柳。(2番手)マルテ。8安打か。その中でも島田。まあ、井上の1発も、そりゃ当然井上もね。遠征もこっちで打ち込んで。昨日も犠牲フライ、今日も1発といういいところで、やっとちょっとそういう兆しが出てきたよ。さすがにあれはもう島田。もう1割近いんじゃない。1割超えた。ファームでもしっかり、やはり今のこの外野陣にね、食らいついていこうっていうか、隙あらば行ってやろうっていう姿勢が島田は見えるよ。格の違い見せてるやんずっと。4割打てんよ」
-井上は3カ月ぶりの本塁打
「そやろ。くふうハヤテでサヨナラをバックスクリーンに打って以来だよ。遅すぎる。3カ月のホームランってなんやねん、これは。3カ月ぶりって言うたら何がある。梅雨明けしてんだから。もうやっと井上もこれで梅雨明けしないと。梅雨前線が停滞なんて、それはもう困るわけよ。井上も梅雨明けしてもらわないと、今日の天気みたいにカラッと。そういうことですよ」
-石井がブルペン入り
「いいボールを投げてました。順調に行っていると思うんで。石井は後は実戦で、いつとは言えませんけど」