中日対広島 試合終了、観客にあいさつをする井上監督(撮影・森本幸一)

<中日1-2広島>◇28日◇バンテリンドーム

中日が接戦をものにできず3連勝を逃し、借金が再び5に膨らんだ。

見せ場はあった。1-2の最終回、2死一、三塁の場面、代走の三塁走者・尾田が本盗を狙ったが、広島バッテリーに封じられてアウトに。

先発涌井秀章投手(39)は4回まで無安打と好投したが、6回、広島小園に逆転の2点適時三塁打を許し、結局、涌井は6回4安打2失点で降板。打線の援護がなく、今季3敗目を喫した。

井上一樹監督(53)の一問一答は以下の通り。

-最後、ホームスチールを仕掛けた

もちろん、ヤス(山本)が今日は当たってるっていうところもあったけども。そうやな、あんまり全てを言えるアレでもないけども、思い切ってチャレンジしようと思って。最後はコリジョンかなという部分も、ちょっとあったんだけど。あれでないって言われたら、じゃあ、どれがコリジョンやねんて、ちょっと思うところもあるけどね。

-最後、審判に確認したところ

そうそう。

-審判は

それ(コリジョンか否か)も確認したと言われたから。どこまでがコリジョンで、どこまでがコリジョンじゃないのというところが、ちょっと…。まあ、ちょっとクエスチョンっていうところも。

-ケースが違うかもしれないが、試合前のメンバー交換の時、審判から話があったと思うが

それは昨日(27日)、(広島)新井監督がリクエストした後に、もう1度聞き直しに行った。あれの説明。

-新井監督は昨日、一塁手の足の話をしていた。コリジョンに関する話とかではなかったか

要は審判がリクエストされた時の確認事項というようなこと。みんなに言える範囲というところと、俺らが把握しておかなきゃいけない部分と。でも、それで真っ当なジャッジをしてますよというようなことの、審判団の言い分というような部分の説明というか…。

-展開的には6回に逆転された後、すぐにチャンスを作った

もちろん、今日は結局、敗戦となったけども、そこで打って、送ってという形は作れました。そして、もう1本だけ。1本出ればというところが、結局、今日は出なかったっていうことで、1点で終わってしまった。そこに尽きるかなと思います。

-涌井はいい投球だった

そうだね。ワク(涌井)は前回、前々回と野手に助けられました的なことを言ってて。今回、俺が試合を作ってやるっていう風に多分思っていただけに。そういうような、なんていうかな、力投というか、それは見えたけどね。

-明日もまた積極的に

もちろん、もちろん、もちろん。やっぱり失敗を恐れていたのでは、というところもあるし。まあ、冷静な部分と、ちょっと果敢にいかなきゃいけない部分というところは持ち合わせて、やらなきゃいけないと思っていますんで。明日、勝てるようにいきたいと思います。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【中日】井上監督「じゃあ、どれがコリジョンやねん」最終回に本盗仕掛けるも失敗/一問一答