キケ・ヘルナンデス=25年4月

<ロイヤルズ4-5ドジャース>◇27日(日本時間28日)◇カウフマンスタジアム

ドジャースのキケ・ヘルナンデス内野手(33)が、偉業に迫るレジェンド左腕クレイトン・カーショー投手(37)への思いを語った。

カーショーは26日(同27日)のロッキーズ戦、6回無失点でメジャー通算216勝目となる今季4勝目。史上20人目の通算3000奪三振まで残り「3」に迫った。

キケ・ヘルナンデスは同日の試合前、ドジャース専属の地元放送局「スポーツネットLA」のインタビューで、カーショーについて語った。カーショーについて問われたキケは「彼は僕にとってインスピレーションだよ。僕がドジャースに来た時には、彼はもう数え切れないほどの三振を奪っていて、キャリアの絶頂期にいたんだよね。もし彼の名前や実績を知らずに、彼のルーティンとかを見ていると、『メジャーでポジションを勝ち取ろうとしている若手選手』のようだ」とリスペクトを示した。

つづけて「ロッカールームで一番努力していたのは彼だよ。ただ座っているだけの姿なんて見たことない。僕みたいな性格だと、試合前に話しかけられたくないピッチャーとの相性は良くないから、最初の年はぶつかることもあったんだ。でも今はね、性格は違うんだけど、野球に対する姿勢とか考え方はすごく似ているところもあると思うんだ」と明かし、陽気なキケと寡黙なカーショーとの関係性を語った。

その後も、キケのカーショーに対する愛と敬意は止まらず。「彼はロッカールームではピッチングスタッフをリードして模範になっているし、家族思いの男で素晴らしい父親。『子どもに見せたいお手本は?』って聞かれたら、僕は間違いなくカーショーを選ぶよ。あれだけの実績を持っている選手が、今も全力で努力している姿を見ると、自分ももっと頑張らなきゃって思う。彼は昔と比べて全然違うタイプの投手になっているけど、それも日々の努力と向上心のおかげだよ」と思いを語った。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 ド軍のキケ・ヘルナンデス「一番努力していたのは彼」偉業迫る左腕のカーショーへ愛と敬意語る