【ヤクルト】明るいツバメに幸運!高津監督、サンタナ抹消にも「ベストメンバー」でサヨナラ勝ち
<ヤクルト4-3阪神>◇27日◇神宮
明るいツバメに最後に幸運が舞い降りた。ヤクルトが今季4度目のサヨナラ勝ちを決めた。同点の9回2死二塁、内山が三遊間へのゴロを放った。打球を三塁手・高寺が後逸。その間に二塁から並木が俊足を飛ばして生還した。6日ソフトバンク戦以来のサヨナラ勝利だった。
リーグ再開の試合前、高津監督は選手たちに訓示。「シーズン中、いくつかの区切りの時がある。今日が一番大事。寝て起きて、明日になれば、明日の試合が一番大事」と一戦必勝の思いを説いた。最下位に沈む中で戦うテーマは「明るく」と置く。6回2死二、三塁の守備では捕逸で3点目を献上しても、指揮官は暗い顔を見せなかった。
サンタナが、20日オリックス戦の死球の影響でこの日に登録抹消となった。中心打者の1人を欠く戦いでも7回は並木のソロ、オスナの2ランと1発攻勢で3点の劣勢から追いついた。「苦しいと言ったら選手に失礼。今いるメンバーがベストメンバー。選手が気持ちよくノビノビとプレーできる環境だけは整えてあげたい」と高津監督。まだ借金は23。ただ明るく、前を向いて戦う。【上田悠太】