【新潟】選手宣誓は昨夏４強・新発田南の菊池大和主将「３年生21人で考えて３年間の思いを」
＜高校野球新潟大会組み合わせ抽選会＞◇27日◇新潟テルス
第107回全国高校野球選手権新潟大会（7月9日～26日、ハードオフエコスタジアム新潟ほか）の組み合わせ抽選会が27日、新潟市で行われた。65チーム（76校）が参加して甲子園出場を目指す。開会式の選手宣誓は新発田南の菊池大和主将（3年）が行うことが決まった。
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開会式の選手宣誓は昨夏4強入りした新発田南の主将、菊池が務める。機会工学科で学び、工場見学だったこの日は「新潟造船」で体験学習。学校に戻ったところで大役決定を知らされた。「自分が選ばれると思っていなかったので驚きましたが、今は緊張より、楽しみが大きいです」と笑顔を見せた。
選手宣誓は立候補の中から抽選で決められる。募集期間ギリギリまで悩んだ菊池主将だったが「仲間の声もあり立候補しました」。くじで確定を引き当てた岡本智之監督（41）は、宣誓文に「野球人口が減っている中、未来につながる内容にしてくれれば」。チームを束ねる主将も、「3年生21人で考え、自分たちらしさを出しながら3年間やってきた思いをぶつけたい。大会でいいスタートを切りたいです」と力を込めた。
初戦となる7月11日の2回戦の相手は、道路を挟んで真向かいにある新発田農に決まった。ライバルとは今春の2回戦でも対戦。チャンスをつくりながらも0－5で敗れた。しかしチームに苦手意識はない。「選手から（抽選会で）新発田農を当ててください、とリクエストがあった。相当、リベンジに燃えている」と岡本監督。真っ向勝負を誓う菊池主将は「次は必ず勝って勢いに乗り、昨年の先輩たちのベスト4を越えることが目標です」。長い夏にする。【小林忠】
◆菊池大和（きくち・やまと）2007年（平19）10月17日生まれ、新潟県新発田市出身。野球は加治川小2年で加治川フルパワーズジュニアで始め、同小4年後半から新発田野球スポーツ少年団でプレー。加治川中では投手兼捕手。新発田南では1年秋からベンチ入り。昨夏の県大会は伝令役とベースコーチで4強入りに貢献。171センチ、58キロ。右投げ右打ち。