大谷翔平の球宴…21年は二刀流で勝利投手、22年は球宴初安打、家族と参加の24年は初本塁打
MLBは26日(日本時間27日)、オールスター戦(7月15日、アトランタ)のファン1次投票の結果を発表し、ドジャース大谷翔平投手(30)がナ・リーグ最多票を獲得しDHでのスタメン出場が決定した。
大谷は396万7668票を獲得し、エンゼルスに所属していた23年以来、2年ぶり2度目のリーグ最多得票となった。オールスター選出は5年連続で、すべてファン投票でのスタメン出場。ア、ナ両リーグで最多得票となったのは、マリナーズで5度、レッズで07年に1度達成しているケン・グリフィー・ジュニア以来となる。DHで4年連続以上、ファン投票で選出されるのは大谷が史上初。
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★大谷・過去の大リーグオールスター
◆21年(デンバー=クアーズフィールド)ファン投票で指名打者(DH)として、選手間投票では投手として、史上初の投打二刀流選出。1番DH兼投手で出場。打者では2打数無安打。投げては最速161キロで1回を3者凡退で終え、19年田中以来日本人2人目の勝利投手。前日の本塁打競争にも日本選手として初出場し、ソト(ナショナルズ)との初戦で再延長の末に敗れた。
◆22年(ロサンゼルス=ドジャースタジアム)ファン投票でDH、MLB推薦で投手でも選出。球宴3日後の先発投手が決まっていたことから、投手での出場は回避。本塁打競争も回避した。1番DHで出場し、1回にカーショー(ドジャース)から初球を球宴初安打となる中前安打(けん制死)。2打席目は四球。
◆23年(シアトル=Tモバイルパーク)ア・リーグ最多得票を獲得し、DHで3度目の選出。選手間投票5位で投手としても選ばれた。右手中指のまめが影響し、登板は断念。2番DHで出場し、三振と四球。シーズン終了後にFAになることもあり、スタンドから「Come to Seattle(シアトルに来て)」の大合唱が起こった。
◆24年(アーリントン=グローブライフフィールド)2番DHで四球、右本、三振。日本人では07年イチロー(ランニング本塁打)以来2人目の本塁打を放ち、柵越えは日本人初。21年には勝利投手になっており、球宴史上初めて勝利投手と本塁打を両方記録。試合前のレッドカーペットショーには真美子夫人と初参加。特注スーツの裏地には愛犬デコピンの絵があしらわれていた。