【神戸】今季2度目の4連勝へ吉田監督「前向きに勢いよくサッカーできるように」28日福岡戦
ヴィッセル神戸が今季2度目の4連勝を狙う。28日にアビスパ福岡とのアウェー戦(ベススタ)を控え、27日は神戸市内のいぶきの森球技場で非公開練習を行った。
オンライン取材に応じた吉田孝行監督(48)は「ここからの3連戦は本当大事な試合が続くので、まずはこの最初の試合ということで、しっかり勝ち点3を取って帰れるように頑張りたい」と意気込みを語った。
前節の川崎フロンターレ戦で勝って3連勝とした神戸は、消化が1試合少ないながらも首位鹿島アントラーズとの勝ち点差を5とし、3連覇に向けて徐々に位置を上げてきた。今季序盤は連戦とけが人続出で苦しい戦いが続き、思うように勝ち点を伸ばせずにいたが、ここにきて指揮官が「チームとしてのやるべきことの共通理解や意識が、シーズン序盤より全体として高まってきている」と話すまでの状態に。この福岡戦、サンフレッチェ広島戦(7月2日、ノエスタ)、湘南ベルマーレ戦(7月5日、ノエスタ)との連戦では、より高い順位を目指す。
まず対戦する福岡は、4月の4節で今季初黒星を喫した相手ということもあり、警戒を強める。「アグレッシブに来る相手で、どんどんプレスをかけてカウンターっていうのが得意なチーム。勢いに乗せないようにしっかりと対応して、自分たちが逆に前向きに勢いよくサッカーできるようにしたい」と、より自分たちが持ち味を出す戦いを意識した。
連勝しているものの、守備面では8戦連続失点中。納得いく数字が残せていないGK前川黛也(30)は「毎試合(失点を)食らってるってところでは責任を感じる。次のアビスパ戦ではクリーンシートで終われるような準備をして臨みたい」と気を引き締めた。【永田淳】