松井秀喜氏(2025年5月撮影)

元巨人でヤンキースGM付特別アドバイザーの松井秀喜氏(51)が、YouTubeチャンネル「パワプロ・プロスピ公式チャンネル」に出演した。13~20日まで松井氏が12球団から1人ずつ選んだ選手「松井秀喜セレクション」が開催された。これを記念して、マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(51)との対談が行われた。

阪神からは「個人的にファンだったので」とミスタータイガース掛布雅之氏(70)を選出。ここで掛布氏がつけていた背番号「31」にまつわる裏話を明かした。掛布氏の引退後は欠番になっていたが、91年ドラフト1位で入団した萩原誠氏(52)が受け継いだ。松井氏は萩原氏の1学年下で、甲子園後に行われた日本代表でチームメートとなった。その際、萩原氏は「プロに行きたい」と話しており、その秋に松井氏の大好きだった阪神へ入団。「31番つけちゃったじゃねえかチクショー!」と“阪神ファンの松井氏”は悔しかったと笑顔で当時を振り返った。

狙っていたのか聞かれると「狙っていたというか、ちょっと悔しかったですけどね。だからすごく印象に残っています」と話した。

イチロー氏は1年目から偉大な背番号を受け継いだ萩原氏について「高卒のドラ1、阪神の31番。それは気の毒だと思うね」とプレッシャーのかかる条件のそろったドラフト1位選手の心情を思いやった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 松井秀喜氏がイチロー氏と対談 阪神掛布雅之氏がつけていた背番号「31」にまつわる裏話