くじを読み上げる花巻東・中村主将(撮影・高橋香奈)

<高校野球岩手大会・組み合わせ抽選会>◇26日◇盛岡市・キャラホール

第107回全国高校野球選手権岩手大会(7月9日開幕)の組み合わせ抽選会が26日、3年連続13度目の夏の甲子園を目指す花巻東は、初戦(13日予定)で盛岡中央との対戦が決まった。

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18年ぶりノーシードの花巻東(岩手)は実力校の集まったブロックに入った。13日予定の初戦は、オリックス斎藤響介投手(20)の母校・盛岡中央。3回戦で一関学院、準々決勝で専大北上といった甲子園出場経験のあるシード校と対戦する可能性が高い。

中村耕太朗主将(3年)は「強いチームがたくさんいるブロックで戦わせていただくので、1戦1戦、戦っていくことが大事になってくる。気を引き締める機会になりました」と話した。センバツで8強入りしたが、今春の県大会初戦で公立校の盛岡一戦に6-7で敗戦。5失策と精彩を欠いていた。

「いい経験をさせていただいたことに変わりはないので、いろんな経験を夏の大会に結び付けたい」(中村主将)。一方で、18年前は当時1年生だったエンゼルス菊池雄星を擁して頂点まで駆け上がり、甲子園に出場している。中村主将は「とにかく上は見ずに、目の前の相手を倒すことに一番力を入れて頑張っていきたいです」と気合十分。ノーシードから3連覇を目指す。【高橋香奈】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【岩手】センバツ8強花巻東、初戦は盛岡中央「気を引き締める」一関学院、専大北上など強豪ブロック