【ヤクルト】先週のMVP&今週の展望 伊藤琉偉が“チャンスの鬼”に
27日のリーグ戦再開に向け、各チームの現在地を紹介します! 球団別に担当記者が選んだ交流戦のMVP、今後の見どころをお届けします。
【ヤクルト】
<交流戦のMVP>
オスナが打率3割4分3厘、1本塁打、9打点で主砲の役割を全うした。チーム唯一の全18試合に出場し、得点圏打率も3割5分3厘と勝負強かった。6月6日ソフトバンク戦は、8回までモイネロに18三振を喫し無得点に封じられていたが、9回に抑えのオスナから同点2ランを決めた。“オスナ対決”を制する起死回生の一振りで、延長10回のサヨナラ勝ちにつなげた。【上田悠太】
<リーグ戦再開後の見どころ>
伊藤がセ・リーグとの対戦でも“チャンスの鬼”と化せるか。交流戦はチームトップの3本塁打、11打点をマークした。特に得点圏では打率3割3分3厘と勝負強さを示し、12安打のうち、半数以上の7安打が打点付きだった。プロ初本塁打を放った5日西武戦から16試合連続で遊撃スタメンに名を連ねる。「打撃も守備もワンプレーを大事に」とアピールを続けたい。