中日井上一樹監督(2025年6月17日撮影)

中日井上一樹監督(53)が26日、球宴前までの7カード20試合で「ニンジン大作戦」を行い。Aクラス入りを狙う。

バンテリンドームで行われた全体練習時に外野フェンス前に選手を集合させ約10分間の大演説を行った。その最後にナインからドッと歓声が沸き上がった。井上監督は「オレが一生懸命に説法したところでテンション上がらないのも分かるよ、お前たちって。球団にお願いして、ちょっとニンジンもぶらさげるからな」と、カード勝ち越しなどの条件をクリアすれば選手たちに臨時ボーナスが出ることを伝えたと明かした。

細かい条件なども球団と話を決めた上で、リーグ戦再開前日に発表した。現在借金5の5位。「のしあがっていくためには最低2勝1敗でいかなきゃいけない。そうなると(カードを)勝ち越した時には発生しますよっていうようなこと」。借金を1つずつ返済し勝率5割で球宴を迎えたい。「うちは5割近辺にしがみつけるかが勝負だと思う」と話した。4位巨人まで2ゲーム差、2位広島から5位中日までは3ゲーム差の大混戦。「ゲーム差はあまり気にしてない。借金の星勘定はしているけど、取らぬタヌキの皮算用は今のところはしないようにしている」と、相手どうこうより、ニンジン作戦で借金返済へ全力を注ぐ。【石橋隆雄】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【中日】竜のニンジン作戦!井上監督がナインに臨時ボーナス支給を宣言 その条件とは?