【クラブW杯】関根貴大、9分間で3失点に個の違い痛感「日常のリーグのサッカーの文化の差が出た」
<クラブW杯:浦和0-4モンテレイ>◇25日(日本時間26日)◇1次リーグE組第3節◇ローズボウル(パサデナ)
浦和レッズが3連敗でFIFAクラブワールドカップ(W杯)2025を終えた。モンテレイ(メキシコ)の隙あらば打ってくる積極的な姿勢、個の強さの前に0-4と完敗を喫した。
右サイドバックで先発出場したMF関根貴大主将(30)は前半23分、右タッチライン際からMF金子とのワンツーから抜けだし、中央のMF渡辺へ素早いパスを渡し、最後はFW松尾の決定的な場面につなげた。シュートは相手DFに触れ、惜しくも枠外へ外れた。
最初のチャンスを生かしていれば、また違った展開となっていたかもしれない。
悔しい敗北。関根はライブ配信したDAZNのインタビューに対し「相手が前から来るのは分かっていたし、その勢いを使って自分が1個はがして裏を突いていくといういい場面も作れたと思います。入りとしては悪くなかった。あの1失点目でチームが崩れてしまったのがすべてだなと思います」と振り返った。
1失点目。浦和がチャンスを逃した後の前半30分、約30メートルの距離からMFデオッサに豪快なロングシュートを決められた。
9分間で3失点。関根は続けて「前から行くのか、このまま(引いて)耐えるのかというところで、少しギャップが生まれてしまった。そこをコントロールはしていたつもりでしたけど、最終ラインの前のスペースをうまく使われて、その後も2失点した。試合中に気づいて修正できれば良かった」と反省した。
今大会を終えて「リーグの色が出たかなと思います。やはり日本というリーグは、チームの構造を維持したまま戦って、全員で守って全員で攻めて。そうじゃない、こういった個が強い相手に対しては、日常のリーグのサッカーの文化の差が出たかな。そこをどうやって埋めていくのか、正直難しいところですけど、1人1人が感じたものがあるので、経験したものを生かしてもらいたい」と話した。