大谷翔平に“故意死球”のパドレス・スアレスが異議申し立て取り下げ 出場処分2試合に軽減で
パドレスの守護神ロベルト・スアレス投手(34)が、出場停止処分への異議申し立てを取り下げた。24日、米メディア「ジ・アスレチック」が報じた。
スアレスは19日のドジャース戦で、大谷翔平投手の右肩付近に球速99・8マイル(161キロ)の死球を当て、退場となった。大リーグ機構からは「故意に死球を当てた」として3試合の出場停止処分を受けたが、異議を申し立てていた。リーグ関係者によると、出場処分が2試合に軽減されたことを受け、異議申し立てを取り下げたという。25日から出場停止処分を受ける。期間中、パ軍はベンチ入りが1人少ない25人となる。
スアレスは死球を当てた試合後に「試合を締めるために登板しただけ。トラブルを起こすつもりも、誰かに当てるつもりも全くなかった。不運にも当たってしまい、退場となって試合を締めることができなかった」と話していた。この試合は緊急登板した松井裕樹が、メジャー初セーブを記録している。
パドレスのシルト監督は「リーグの判断を信頼していないわけではないが、3試合の出場停止は過剰だと感じている。完全な取り消しは難しいかもしれないが、少なくとも軽減はされるべきだと強く思っている」と話していた。
スアレスは日本でプレーした経験があり、16~19年にソフトバンク、20、21年に阪神に在籍した。阪神では2年連続でセーブ王に輝いた。22年からパドレスに加入し、昨年は36セーブと大活躍。今季も22セーブを挙げている。