【ソフトバンク】山川穂高 気合いの丸刈りで1軍再合流「レイエス選手に乗っかり」
頼むぞ、大砲。ソフトバンク山川穂高内野手(33)が25日、気合の丸刈り姿で1軍に再合流した。みずほペイペイドームで行われた全体練習に、頭を丸めて参加。「気合です」と力を込め、フリー打撃では快音を連発した。2軍再調整を経て27日のロッテ戦(ZOZOマリン)から戦列復帰する予定。昨季の本塁打&打点の2冠男が、リーグ戦再開後の巻き返しを誓った。
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グラウンドに一足早く登場した山川は、被っていた帽子を取り「気合の丸刈りです」と笑った。前日24日、マネジャー兼運転手に「バリカンを買ってきて」と依頼。自宅の風呂場で、トップを12ミリ、サイドを6~8ミリの長さに仕上げた。
5月上旬に日本ハムのレイエスが丸刈りになった姿を見て「いいな」と思った。「レイエス選手に乗っかってね。春先にあんまりよくなかった時に髪切ったっすよね。それで打ちましたからね」。交流戦が終わり、夏本番前であり、自身も1軍再昇格のタイミング。「このタイミングかなと思って。残り半分、気合でいきましょうという」。レイエス流の気合の丸刈りだ。本拠地の全体練習に参加し、心機一転のフリー打撃でも快音を連発した。
山川は今季59試合に出場し、打率2割4厘、9本塁打、28打点。5月15日の西武戦では不振で移籍後初めて4番を外れ、6月16日にリフレッシュも兼ねて出場選手登録を抹消された。登録抹消後は福岡・筑後市などで調整。「しっかり打ち込んできた。今やっている打ち方をしっかり磨いていけば、経験上は絶対にいい方向に向かっていく」。主にスイング時の姿勢を修正し「いいと思いますよ。今日打ってみても良かったですし」と語った。
昨季は本塁打と打点でリーグ2冠。今季はまだ本来の姿ではないが、9本塁打はチームトップでリーグ1位のレイエスとは5本差だ。「5本くらいなら、本当によかったら3、4試合で巻き返せる」。さらに首位の日本ハムとは3ゲーム差の3位。「僕が全く打ってなくて3ゲーム差。ホームランバッターはみんながつないで取った1、2点を一気にひっくり返せる。ホームランはそういう力を持っている。打てる人も限られていますし、確率良くホームランを打てるようにしたい」。待ち遠しい27日からのリーグ戦再開。山川が、暴れまくる。【只松憲】