ヤクルト村上(2025年4月17日)

ヤクルト本社の株主総会が25日、都内のホテルで行われた。林田哲哉球団社長オーナー代行(70)は、村上宗隆内野手(25)の今オフのポスティングシステムを利用したメジャー挑戦を変わらず認める方針を示した。

株主総会終了後、「ポスティングで海外に行きたいと昨年の12月と同じように、言ったならば、申請してあげようと思います。ただ、問題はそこから。MLBの各球団が彼に対してどんな評価を出してくるかによって、また村上君は考えるでしょう。その時に我々は彼のサポートには回りたい」と説明した。

今季は上半身コンディション不良で1試合の出場にとどまっているが、3冠王に輝くなど2度のリーグ制覇に導いてくれた功績は変わらない。同社長は「村上君には大成してほしいっていうのが我々の思い。あれだけヤクルトスワローズを短期間で支えてくれて、貢献した選手っていうのはそんなにいるわけじゃない。大切にしてあげたいなという気持ち」と意向を尊重し、最大限のバックアップをしていく。

ただ、村上が抜ければ、その穴は簡単には埋まらない。同社長は「(村上がメジャーに)行くという前提の中で、4番バッターはドラフトで獲得するのでは間に合わない。外国人に頼るのか、最近は台湾の選手の中にも打つ選手がいる。それも各球団との取り合いになるかもしれませんが、そういう外国から求める主力も候補の中の1つとして考えたい。あとは今いる(選手の)中で輝いてくれる、突然スイッチが入って輝いてくれる人がいれば、最高なんですけど」と補強への思いを巡らせた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ヤクルト】村上宗隆のポスティング米挑戦は変わらず容認「大成してほしい」と林田社長