ダルビッシュ有、26日に投球再開後3度目となる試合形式に登板へ 傘下1Aの球場で2~3回めど
右肘の炎症で開幕から負傷者リスト(IL)入りしているパドレスのダルビッシュ有投手(38)が、25日(日本時間26日)に投球再開後3度目となる試合形式に登板する。マイク・シルト監督が24日(同25日)、現地メディアの囲み取材で明らかにした。
試合形式はサンディエゴの本拠地から北へ約120キロ離れた傘下1Aレークエルシオナの球場でマイナー選手を相手に2~3イニング相当を投げる予定だという。マイナーの試合での登板ではなく試合形式にした理由を同監督は「試合でリハビリ登板するのもいいことだが、球数を極端に費やすなどした場合、想定したイニングを投げられなくなる」と説明。復帰の見通しについては「投げた後のリカバリー状態を確認してから決める」と話した。
メジャー14年目のダルビッシュはキャンプ中に右肘の軽い炎症が判明し、開幕からIL入り。5月14日に傘下3Aで実戦復帰し4回を投げたが、登板後の回復が思うようにいかず、その後しばらく本格的な投球練習を控えていた。今月14日にアリゾナ州の球団施設で試合形式の練習に登板し、20日に本拠地ペトコパークで2度目の試合形式の登板。2回を投げ、球速は94マイル(約151キロ)を計測していた。