野手陣の打撃練習を見つめる井上監督(撮影・森本幸一)

中日が24日、バンテリンドームで練習を行った。自由参加で、岡林勇希外野手(23)、上林誠知外野手(29)らが休養。井上一樹監督(53)の一問一答は以下の通り

-野手で岡林、上林らが休み

「オレの判断ではなくて『出る出ないは自由に任せる』って。それなりに疲れてるだろうなって思う人間が休んでるな、と。(佐藤)龍世は(西武から)来たばっかりで、引っ越しとかあるっていうから、それなら全然いいよって」

-上林、岡林は今後

「あいつらがあってこそ、勝てた試合はいっぱいあるし。でも慢心はしてないだろうし。(岡林)勇希に関しては今一番打ってるんじゃないかな、安打的に。だからその調子は続けてほしいし、(上林)誠知に関しては、昔のシーズンフルで頑張ってた時期に近づけてる。本人は危機感を持ちながらやれてると思うから、手綱をちゃんと緩めたり、引っ張ったりってところはオレの中ではしようと思ってる」

-明日、明後日の2日間は

「明日はシートバッティングする。(登板予定は)マラー、仲地、松木平、高橋幸佑。球数は多くないけど。2軍の方で松木平とか仲地がやるといったから、天気もわからないから『じゃあ、ドームでやりゃいいじゃん』というね。それに乗っかってきたのがカイル(マラー)が投げたいというから。で(高橋)幸佑に関しては2軍の方から『ちょっと見てあげてください』というのもあった」

-練習参加という形

「そうだね。あと野手も明日、明後日は練習参加させるやついるよ」

-宇佐見は昇格

「石橋とオルランド(カリステ)を抹消したから。チャミ(宇佐見)を入れて、明日、倫(辻本)が来る」

-高橋宏はここまで不本意だった。どんな姿を

「簡単に言えば、今の勝ちと負け(2勝7敗)がひっくり返る形にはまずならないといけない。春のキャンプの後半に本人に『開幕投手はお前で行く』と言ったということは、どんなことがあったとしても、よっぽどのことがない限り、ローテーションを外すつもりは今でもない。それを周りがごちゃごちゃ、四の五の言うことに惑わされず、やっぱりやってきたもの、アイツは芯のところは曲げませんよ、というのは貫いてほしいし、でもやっぱり気付いたことに関しては投手コーチにしろ、オレにしろ、柔軟に聞く耳を持ちながらやっていってもらわないと。まあ、そういうところは全然持たないわけじゃないからね。あの子はね。そういったところで後半の巻き返しっていう感じかな」

-高橋宏はずっと土曜日だったが

「ちょっと宏斗は曜日を変えようかな、と思ってます。曜日をね。サタデーナイトフィーバーできないようにね」

-週の頭でずっと回ってほしい

「オレの考え方とピッチングコーチの考え方もあるけど。例えば頭で回る、2番目に回る、3番目に回るっていうのは、そんなに重要なのかって思ってる。頭でとかケツでとかいうことはあまり考えずに。ちょっとシャッフルを頼んでるんだよね。ピッチングコーチに」

-細川は4番を期待

「今はちょっとね、ジェイソン(ボスラー)とかカリステとかに託してたけども、ちょっとやっぱりなかなかっていうところがありながらの。ちょっと当分はタカシ(細川)でいこうかなと思ってて。だからオレができることっていうのは、本人は『もうずっと試合に出たい』って多分言うだろうから。例えば後半になって守備を変えるとか、代走出すとか、『今日はちょっとお前休めよ』っていうようなことはもちろん言っていくけども。そこでね、どうしてもガンガンいっちゃうタイプだから。ああいうケガがあるなって。そこもちょっとこれから夏場になって体がきつくなってくるしね。目配り、気配りしながら出したいかなと」

-カリステが抹消に

「オルランドのバッティングの内容とか、ちょっとこのまま置いてても、よくはならんやろなっていう判断をした。オレが直接『ちょっと、日差し浴びて汗かいてリフレッシュしてこい。野球の考え方とかも、また2軍の選手ともまれてると変わってきたり気付くこともあるから、そういった形で、技術もメンタルもちょっとリフレッシュしておいで』っていう形で送り出したから。後半を見た時に、この10日間なのか、2週間か3週間なのか、それはわかんないけど、それが得策かなと思って抹消したということです」

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【中日】井上監督、岡林、上林ら休養に「疲れてるだろうなって思う人間が休んでる」一問一答