宮本慎也氏「パワーピッチャーにセ・リーグは弱い」交流戦パ・リーグ圧勝の理由 パ62勝セ43勝
元ヤクルトの宮本慎也氏(54=日刊スポーツ評論家)が、公式YouTube「解体慎書」で、パ・リーグが上位を独占する今季の交流戦について語った。
今季の交流戦は残り1試合で、パ・リーグが62勝、セ・リーグが43勝、2分けの状況に、宮本氏は「上、下と(順位が)分かれちゃったんでね。近年、セ・リーグがちょっと盛り返した部分はあったんですけど、また僕らがやってた時くらいの感じになってきてるんで、セ・リーグ出身としては寂しい感じですけど」と話した。
宮本氏は「全体的に見ると、パワーピッチャーにセ・リーグは弱いですね。(日本ハムの)北山がノーヒットノーランをやりかけた時も、実は2回に今日、ノーヒットノーランやるでって言ったんです。それは真っすぐの強さとジャイアンツの打線を照らし合わせた上で、打てないなって思ったんですよ。全体的に(セ・リーグが)パワーピッチャーに弱いのと、パワーピッチャーがパ・リーグには多いと。そこの差かなと」と分析した。
宮本氏は「単純に比較すると、力負けですよね、パワー野球に。大きく言うと、時代に乗っていってるパ・リーグ。選手も体がでかくないですか? パ・リーグは。特にファイターズ、バファローズの選手はすごく大きく見えるし、そのあたりの力対力の勝負に慣れている」と総括した。
今季の交流戦はソフトバンクが優勝し、上位6チームをパ・リーグが独占。残り1試合で、セ・リーグの最上位は広島で9勝9敗で、セ・リーグ球団は貯金がなかった。