札幌ドーム2期ぶり黒字、コンサドーレ公式戦などで売上増もアマチュア大会の利用は市から補助金
日刊スポーツ 2025年06月23日 19:31:30
大和ハウスプレミストドームを運営する株式会社札幌ドームは23日、札幌市内で株主総会を行った。24年度の純利益は約4200万円で2期ぶり黒字決算となった。23年度はプロ野球日本ハム本拠地移転の影響もあり、開業以来最多となる6億5100万円の赤字を計上していた。新社長に就任した元JTB北海道広域代表の阿部晃士氏(56)は「第2の創業という意気込みで取り組んでいく」と、安定的な経営を目指す。
コンサドーレ札幌の公式戦、eスポーツの世界大会など、イベント開催日数の増加や、命名権契約の締結があり、約5億1500万円の売上高増によって黒字化。ただ、アマチュア大会での利用には札幌市からの減免補填(ほてん)補助金が投入されている。同氏は「市の援助をもらわずに単体で黒字を出していくことを目指していくが、なかなかそういう訳にはいかない。全部が興行でいいのか。だったら100%民間にしてもいい。そのへんのバランス」と話した。
情報提供元: 日刊スポーツ