カブス鈴木誠也(2025年撮影)

カブス鈴木誠也外野手(30)が22日(日本時間23日)、本拠地でのマリナーズ戦に「3番右翼」でスタメン出場。4試合ぶりの19号を含む、今季4度目の1試合2アーチを放つなど、4打数2安打3打点と持ち味を発揮した。1回2死から95・7マイル(約154キロ)の速球を左翼席へライナーで19号ソロ。さらに5回2死一塁からは内角へのスプリットを左翼席へ運び、ドジャース大谷に続く3年連続20号をマークした。この日は3打点を加え、リーグ2位タイの64打点となった。

もっとも、3回、5回と守備で2失策。不規則な強風で知られるシカゴとはいえ、本拠地での軽率なミスに、試合後は厳しい表情を浮かべた。「ずっと申し訳ないという気持ちがあったので、なんとか打つ方でしっかり返したいという思いでいた」と、率直な思いを口にした。

その一方で、現時点では自己最多を記録した昨季の21本を上回る42本塁打、134打点ペース。「不動の3番」への信頼感は変わらない。カ軍は終盤に失点を重ねて大敗。「守備のミスが起きると打撃も悪くなってくるので、自分から崩れていかないように、もう少ししっかりやりたい」。反省の言葉を残しつつも、打点マシンの鈴木は、気持ちを切り替えるかのように前を向いた。

▼鈴木が20号。大リーグ移籍後の本塁打は22年14本→23年20本→24年21本→25年20本となり、日本選手の3年連続20号は21~25年大谷(5年連続)に次いで2人目。20本以上を5度記録した松井秀でも3年連続はなかった。チーム77試合目の20号は昨季の146試合目を大きく上回る自己最速。シーズンペースは42本になる。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 鈴木誠也2発で3年連続20号マークも2失策「守備のミスが起きると打撃も悪くなる」と反省