株式会社札幌ドームの新社長に就任し、会見に出席した阿部氏(撮影・保坂果那)

大和ハウスプレミストドームの社長に元JTB北海道広域代表の阿部晃士氏(56)が就任した。

札幌市出身で札幌大卒業後、92年に日本交通公社(現JTB)に入社。札幌支店で法人営業や修学旅行などの教育営業を担当。07年札幌で開催されたノルディックスキー世界選手権では宿泊などの責任者を務めた。19年にJTB香港兼JTBマカオほかの社長に就任。21年からJTBオセアニア兼オーストラリアの社長。22年4月から25年3月まではJTB北海道広域代表を務めていた。

好きな言葉は「苦難福門」。「苦しくて難しいことをやり遂げなければ、福の門は開かない。逆境の時に人間は成長し、順境の時に人間は後退する。打つ手は無限にある。みんなの力を借りて考えれば、必ず難題は解決できる」と信条を明かす。

札幌ドームの社長就任の経緯について「私が生まれ育った札幌、北海道に恩返しがしたい気持ちが大きかった」ため、打診を受けることを決断。経営手腕が問われるが「利用者に愛される札幌ドームを目指し、再成長していくことを約束する。抜本的に営業の見直しをしたい」と力を込めた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 札幌ドーム新社長に就任した阿部晃士氏どんな人?JTB香港社長など歴任「打つ手は無限にある」