ドジャース対ナショナルズ 1回裏ドジャース無死、空振り三振に倒れた大谷(左)をねぎらうロバーツ監督(撮影・滝沢徹郎)

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(52)へのABEMA独占インタビュー企画「おはようロバーツ」が23日午前8時に放送された。

ロバーツ監督は、16日(日本時間17日)パドレス戦で663日ぶりに投手復帰したドジャース大谷翔平投手(30)の現時点の評価について振り返った。

先発のマウンドに上がり1回を2安打、1失点、28球で降板。初球に97・6マイル(約157キロ)をいきなり計測し、最速は100・2マイル(約161キロ)をマークした。先頭を右前にポトリと落ちる不運な当たりの右前打で出塁を許し、連打などで無死一、三塁から中犠飛での失点は許したが、変化球を効果的に使って後続を抑えた。

ロバーツ監督は「球速が160キロを超えたことに驚きました。それも1回ではありません。ブルペンやライブBPでもあれほど速い球は投げていなかった」と大きくうなずいた。ブルペンでは球速150~152キロを主に出していたといい「あまり出してほしくなかったが、大谷は自分の体の状態をよくわかっているので大丈夫」とギアを上げすぎずゆっくりと段階を経てほしい旨も明かした。

1回2安打1失点の内容については「完璧は望めないと思っていたが制球力は最高でした。直球、ツーシーム、フォーシーム、スイーパーいずれもとても良かった」。続けて「イニングを伸ばす中でさらに良くなっていくはず。登板後本人が手ごたえを感じていたのでそこが一番重要な点ですね」と安堵(あんど)の表情を見せた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 ロバーツ監督「完璧は望めないと思っていたが制球力は最高」大谷翔平663日ぶり投手復帰戦総括