大谷翔平、ビデオ判定で8試合ぶりの26号2ラン ファン差し出したグラブに当たって打球が転々
<ドジャース13-7ナショナルズ>◇22日(日本時間23日)◇ドジャースタジアム
ドジャース大谷翔平投手(30)が、16日(同17日)以来の「1番投手」でスタメン出場。第4打席で走者一掃の3点適時三塁打を放ち、第5打席で8試合ぶりの1発を放った。
第5打席は11-3の8回1死一塁、右腕ラトレッジの直球を左翼後方へ運んだ。打球はファンが差し出したグラブに当たってグラウンドを転々。一度は二塁打となったが、ビデオ判定の結果、8試合ぶりの26号本塁打となった。打球速度101・3マイル(約163キロ)、飛距離383フィート(約117メートル)、角度は37度だった。
第4打席は4-3の7回無死満塁で、右腕ルートスと対戦。1ストライクから内角のスライダーを振り抜くと、打球は一塁線を破った。この一打が走者一掃となり、大谷は快足を飛ばして三塁打とした。さらに、続くベッツの適時打で生還した。
1回のマウンドでは18球を投じ、無安打無失点2奪三振。最速は98・8マイル(約159キロ)だった。
大谷はマウンドを降りると、ベンチ前で素早く打者に「模様替え」。第1打席は右腕ソロカと対戦した。フルカウントから外角高めの直球にバットが回り、空振り三振に倒れた。
大谷は2回からベン・カスペリアス投手(26)にマウンドを譲った。
第2打席は0-3の3回2死二塁、カウント1-2から低めのスラーブで2打席連続の空振り三振に倒れた。
第3打席は0-3の6回無死二塁、3ボールから内角低めのスラーブを見極め、四球を選んだ。2死満塁からマンシーの逆転グランドスラムで生還した。
前回登板の16日(同17日)では、663日ぶりの二刀流復活。1回を2安打1失点、最速100・2マイル(約161キロ)をマークすると、打っても2本の適時打を記録した。
今季は試合前時点で打率2割8分8厘、メジャー3位、リーグトップタイの25本塁打、44打点、11盗塁。OPS(出塁率+長打率)は.996としている。本塁打が出れば14日(同15日)のジャイアンツ戦以来、8試合ぶりとなる。日米通算300号まで残り2本。