G大阪対東京 後半、G大阪GK一森は、東京M・ヒアンのPKを防ぐ(撮影・宮崎幸一)

<明治安田J1:G大阪2-0東京>◇第21節◇22日◇パナスタ

ガンバ大阪GK一森純(33)が、PKストップで6試合ぶり勝利を引き寄せた。

1-0の後半6分にFC東京にPKが与えられ、この日一番の大ピンチを迎えた。しかし東京FWマルセロ・ヒアンがゴール右下に蹴ったボールを、一森がセーブ。「時間帯が難しいというか、あそこで追い付かれたら平気で逆転されるなという雰囲気に持っていかれる。理屈抜きに、何でもいいから止めないといけないなっていうチーム状況だと思っていたので、止められて良かった」と振り返った。

この日は他の場面でも好判断でのセービングを披露し、無失点の立役者になるまでの活躍だった。

5月11日のサンフレッチェ広島戦では、自身のパスミスがMF鈴木徳真の退場につながり、猛省。そこから自らに向き合いながら戦い続けたことと、オフ期間に受けた盲腸の手術からの時間の経過が、ハイパフォーマンスにつながった。

「(広島戦以降の)心の置き所と、手術してからちょうど半年。何にしても、時間は必要だなと学習しました」と笑顔を見せた。

手術箇所については「(メスを入れたのが)体幹部分なので、影響は少なからずある」としてきたが、その違和感がようやくなくなってきた。

「そことも向き合いながら、コンディションを上げていきたい。まだまだいきます」

青黒の守護神は、ここからのさらなる上昇を約束した。【永田淳】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【G大阪】一森純が脅威のPKストップで相手に流れ与えず「理屈抜きに止めないといけなかった」