紅白戦、2回裏D無死、創価大・立石は左前安打を放つ(撮影・柴田隆二)

<侍ジャパン大学代表選考合宿紅白戦>◇22日◇バッティングパレス相石スタジアムひらつか

7月に日本で開催される「第45回日米大学野球選手権大会」(7月8日~13日)に出場する侍ジャパン大学日本代表の選考合宿2日目が22日、神奈川・平塚市で行われ50人が参加。4チームに分かれ、紅白戦2試合が行われた。

今秋のドラフト上位候補の創価大の立石正広内野手(4年=高川学園)が、試合前のフリーバッティングから積極的にフルスイング。強風の中、センターバックスクリーンに1本、逆方向の左中間、芝生席へ2本を放り込むと、勢いに乗った。「昨日はしっかり踏み込めていなかった。打ちにいく時間がなかったと首脳陣からアドバイスをいただいた。練習ではそこを試しながらセンターへ強い打球を打とうと確認ができました」。

紅白戦では2試合に二塁で先発出場。計6打数2安打で盗塁も一つ決め、走攻守にアピールした。「毎回、打席で違う特徴のあるいい投手と対戦できるので、楽しくて時間はすぐに過ぎました」と、笑みを浮かべた。

昨年も大学ジャパンに選ばれたが、ハーレムベースボールウイークでは4試合で2安打と結果を残せなかった。「去年は本当に悔しかった。まずは合宿で結果を出すことを考えて。ヒットを出して結果を出しているのは成長した部分かと思います」と、1年の努力、そして成長を口にした。

日本ハムの栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)も「立石に関しては別格でしょう。バッティング練習から(スタンドに)放り込めて。打球のスピードや、追い込まれて振る感じ。誰が見ても間違いない。今日は逆スローでゲッツーをとったり。盗塁のスタート、次の塁を狙おうとする意識。そういう意識をすごく感じた」と、絶賛した。

選考合宿は、最終日となる23日の練習後、26人の代表が決まる。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【侍大学代表選考合宿】創価大の立石正広3本柵越えでアピール 栗山英樹氏「別格。間違いない」