インテル戦を前に「ビジュアル」サポートで選手を迎える浦和サポーター(IMAGN IMAGES=ロイター)

<クラブW杯:インテル・ミラノ2-1浦和>◇21日(日本時間22日)◇1次リーグE組◇第2節◇ルーメン・フィールド(シアトル)

日本から唯一、FIFAクラブワールドカップ(W杯)米国大会に挑む浦和レッズが、欧州チャンピオンズリーグ(CL)準優勝のインテル・ミラノ(イタリア)に惜敗した。後半途中までリードしていたが、同33分に同点弾を浴び、最終盤のアディショナルタイムに決勝点を浴びた。善戦も2連敗で1次リーグ敗退が決まった。それでも、選手陣容の市場価値を考えれば大番狂わせまで、いま1歩の大善戦を演じた。

ドイツの移籍情報サイト「トランスファー・マーケット」によると、選手の市場価値はインテル・ミラノが7億2180万ユーロ(約1154億8800万円)で世界10位。浦和は1985万ユーロ(約31億7600万円)で、アジア王座3度といえども国内3位。総額では36.36倍もの差があり、そのまま下馬評にも直結していた中、終盤まで金星を感じさせた戦いは、浦和とJリーグ勢の価値を高めたに違いない。

欧州、世界にネットワークを張り巡らすイタリアの著名記者ジャンルカ・ディ・マルツィオ氏のニュースサイト「GianlucaDiMarzio.com」でも、大会に先駆けた4日、浦和とインテル・ミラノの話題が紹介されていた。

そこでも市場価値に触れられており「チームの価値を理解するには、インテルの6億7700万ユーロに対して、チーム全体の移籍金がわずか1800万ユーロであることを考えるといいだろう」とつづられ、注目されていた挑戦だった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【クラブW杯】市場価値1155億円に対して…欧州CL準Vのインテルに大善戦の浦和、総額は?