DeNA対ロッテ 1回表に5失点したバウアー(撮影・河田真司)

<日本生命セ・パ交流戦:DeNA-ロッテ>◇21日◇横浜

DeNA投手陣がパ最下位のロッテ打線に捕まった。4回終了時点で今季ワーストを更新する被安打15、9失点と止められなかった。これまでは被安打13(4月6日広島戦)、8失点(4月5日広島戦)が今季ワーストだった。

先発のトレバー・バウアー投手(34)が大誤算だった。1回先頭、ロッテ藤原は2球目で中飛に仕留めてテンポ良く立ち上がった。しかし、続く寺地に右前打、3番安田には中前への不運なポテンヒットで一、二塁とピンチを招いた。

4番山本への2球目、内角へのツーシームを捉えられ、左翼席に先制3ランを被弾した。バウアーはマウンド上で表情をゆがめて悔しさをかみしめた。

まだここで終わらない。ルーキーの西川の飛球が風にも乗って左翼フェンス直撃の三塁打を打たれると、2死三塁から友杉の左翼への適時二塁打で4失点目。さらに続く小川にも中前適時打を打たれた。

立ち上がりが不安定なバウアーだったが、1回から6安打5失点。今季これまでの1イニングワースト記録だった5安打、4失点という今季のチームワースト記録を更新した。

1回裏に打線が3点をかえし、9番バウアーの打席で次打者席には代打戸柱が準備するも回ってこなかった。そのまま2回のマウンドに上がるも、先頭藤原に四球を与え、寺地、安田の連打で6失点目を喫したところで降板。三浦監督がマウンドに出向き、交代が告げられた。

無死一、二塁で堀岡にマウンドを譲り、堀岡は山本を併殺に仕留めるも、続く西川に右前適時打を浴びて4点差に広げられ、バウアーはNPBワーストタイの7失点となった。

3回からは15日ソフトバンク戦に先発していた石田裕が中6日で登板。しかし4回に2死から4連打を浴びて2失点。4回終了時点で15安打9失点と今季ワーストの結果となった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【DeNA】異常事態4回で今季ワースト15安打9失点 バウアーNPBワーストタイ7失点KO