40歳元スペイン代表カソルラ擁す2部オビエドが25季ぶり1部復帰 昇格POでミランデス下す
スペイン2部オビエドが昇格プレーオフを制し、25季ぶりに1部復帰を決定した。
今季の2部リーグを3位で終えたオビエドは、4位ミランデス、5位ラシン・サンタンデール、6位アルメリアともに1部昇格プレーオフに参加。準決勝ではアルメリアに勝利し、決勝進出を決めた(アウェーの第1戦2-1、ホームの第2戦1-1)。
決勝でミランデスと対戦したオビエドはアウェーの第1戦を0-1で落とし、厳しい状況の中、21日にホームで行われた第2戦に臨んだ。早々に失点するも、スタンドを埋め尽くす熱狂的なサポーターの応援を受け、前半39分に40歳の元スペイン代表MFカソルラがPKで同点にする。
さらに後半7分にイリヤスが逆転弾を決めると、試合は2試合合計2-2で延長戦に突入した。そして延長前半8分にポルティージョが決勝点を記録し、オビエドが3-1(2試合合計3-2)で勝利し、00-01年シーズン以来、25季ぶりに1部返り咲きを果たした。試合後、スタンドのサポーターがピッチに雪崩れ込み、偉業を成し遂げた選手たちとともに喜びを分かち合っていた。
オビエドのパウノビッチ監督は試合後、「24年間、この瞬間を待ち望んでいた。サポーターや選手たちのことを考えると本当に嬉しいよ。苦しんできたすべての人々、ドゥボフスキーをはじめ亡くなった人々のことを私は覚えている。サポーターは常に我々と一緒にいてくれたし、選手の一人だった。我々にとってこれがどれほど大きな意味を持つか、言葉では言い表せない。選手たちは最初から最後までヒーローだった。彼らは大きな称賛に値する」と感慨深げに語った。
スペインリーグは来季、レガネス、ラスパルマス、バリャドリードが2部に降格し、レバンテ、エルチェ、オビエドが1部に昇格する。(高橋智行通信員)