DeNA対ロッテ 7回表、力投する大貫(撮影・河田真司)

<日本生命セ・パ交流戦:DeNA5-0ロッテ>◇21日◇横浜

DeNA大貫晋一投手(31)が、2年ぶり2度目の完封勝利を挙げた。

9回2死、99球目に投じたツーシームをロッテ西川にはじき返された。ワンバウンドした打球が目の前へ。グラブではじいたが慌てて拾い上げて一塁に送球したが間に合わず。マダックス(100球未満の完封勝利)は逃したが、続く安田を2球で右飛に仕留め、101球で完封した。「うれしいというか、ホッとした気持ちでした」。太陽が照りつけるマウンド上で、勝利の余韻に浸った。

“マダックス未遂”に、ナインから口々に「特守した方がいい」とイジられた。「本当に全員から言われたので明日から守備練習頑張ります」。それでも、制球良くカーブやツーシームをちりばめてゴロの山を築き、9回7安打無失点。「暑かったのでめちゃくちゃ疲れました」と苦笑いしながらも、イニング間に左手を氷水に浸して体温を下げる工夫を凝らし、灼熱(しゃくねつ)のデーゲームのマウンドを守り抜いた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【DeNA】“マダックス未遂”大貫晋一、101球完封勝利に特守イジり「全員から言われた」