【阪神】大竹耕太郎、古巣に勝ち全球団勝利「気合入って当然」降板後、火消しの桐敷には「何か贈呈」
<日本生命セ・パ交流戦:阪神3-0ソフトバンク>◇21日◇甲子園
阪神大竹耕太郎投手(29)がNPB21人目の全球団勝利を達成した。歴代3番目に少ない36勝目でかつ育成昇格選手として初の快挙達成となった。
試合後のヒーローインタビューでは「元々いたホークスということで気合が入って当然だと思うので初回からぶっ飛ばしていきました。」
先発で3回まで無安打投球で5回まで1安打無失点と好投。古巣ソフトバンクに対してのプロ初勝利となる今季3勝目を挙げた。
6回先頭の代打川瀬に対し2球を投じた時点で右手にアクシデントが発生。ベンチに下がりそのまま降板した。「指をつっちゃって…。大事をとって交代ということで」。2ボールから3者連続三振で抑えた桐敷拓馬投手(26)に「本当に申し訳なかったので昨年に引き続き、何か明日贈呈したいと思います。後で欲しいものを教えて」と感謝した。
昨年は3勝目を挙げた4月27日ヤクルト戦で自身の招いたピンチを火消しした桐敷へ翌日アマゾンギフトカードを渡していた。
▼大竹が古巣ソフトバンクから初勝利を挙げ、現12球団から白星をマークした。セ、パ12球団となった58年以降、全球団勝利は23年西勇(阪神)以来21人目。05年の交流戦開始後では、近鉄を加えた13球団勝利を記録した3人を含めて18人目。大竹は通算36勝で、達成時の勝利数は14年林(DeNA)20勝、09年久保(阪神)34勝に次いで3番目の少なさ。