阪神対ソフトバンク 6回表ソフトバンク無死、マウンドで安藤投手チーフコーチ(左)、トレーナーらと話しをする大竹(右端)(撮影・藤尾明華)

<日本生命セ・パ交流戦:阪神3-0ソフトバンク>◇21日◇甲子園

阪神が初回に打線がつながり快勝した。

1回先頭の近本光司外野手(30)が左前打で出塁。中野拓夢内野手(28)の投犠打、森下の死球で1死一、二塁。4番佐藤輝明内野手(26)が左中間方向へ中前適時打を放った。本塁打以外での打点も先制打も5月11日中日戦(甲子園)以来34試合ぶり。49打点目でチームメートの森下翔太外野手(24)に追いつきリーグトップタイとなった。その後、1死満塁から小幡竜平内野手(25)が中越えの適時二塁打を放ち2点を追加。初回から打者9人の猛攻で3点を先制した。

先発した大竹耕太郎投手(29)は12球団勝利をかけ古巣ソフトバンク相手に先発。5回まで1安打無失点と好投したが、6回先頭の代打川瀬に対し、2球を投じた時点で右手にアクシデントが発生。ベンチに戻りそのまま降板。桐敷拓馬投手(25)の救援を仰いだ。リリーフ陣は、後続を打ち取り、大竹は今季3勝目。NPB歴代3番目に少ない36勝目で、かつ育成昇格選手として初の12球団勝利を達成した。

阪神はソフトバンク戦では昨季まで11シーズン連続で勝ち越せていない。1勝1敗で22日の交流戦最終戦で、12季ぶりの勝ち越しに臨む。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】初回に打線がつながり快勝 大竹耕太郎はアクシデントで6回途中降板も12球団勝利達成