「JFAユニクロマルチスポーツキッズ」で野球体験する子どもたちに拍手する王氏(撮影・宮地輝)

世界少年野球推進財団理事長のソフトバンク王貞治球団会長(85)が21日、国立競技場で行われた「JFAユニクロマルチスポーツキッズ」に参加。ヤクルトなど日米でプレーした五十嵐亮太氏(46)とともに、約400人の小学1~3年生にティー打撃などを教えた。

王会長は「大谷君が活躍しているから今、野球のニュースが多いじゃない」と、ドジャースで活躍する大谷翔平投手(30)に触れ「とにかく、どんどんニュースを流してもらって『じゃあ、オレもやってみようかな』とかね。僕らにとっても、すごく後押ししてくれる。野球界をもっと盛り上げなきゃいかんなと思っています」と、競技普及への思いを語った。

このイベントは日本サッカー協会(JFA)とユニクロが開催したもので、未経験の児童でもトップアスリートの手ほどきを受けながら、サッカー、野球、陸上、ラグビーの4種目を1日で体験できるというもの。王会長自身も中学時代に、野球部だけでなく陸上部や卓球部で活躍した。陸上の砲丸投げでは「墨田区の大会で優勝して東京都大会に出たんですよ。卓球も墨田区の代表になったことある。僕は左利きでやってました」というマルチぶりだったが「実を言うと泳げないんだよ、今でもね」と苦笑いだった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 ソフトバンク王球団会長「大谷君が活躍しているから今、野球のニュースが多い」競技普及への思い