カーショー5回まで2失点で今季3勝目の権利 史上20人目の通算3000奪三振まで残り「8」
<ドジャース-ナショナルズ>◇20日(日本時間21日)◇ドジャースタジアム
ドジャースのクレイトン・カーショー投手(37)が、5回まで2失点に抑えて今季3勝目の権利を手にした。メジャー通算3000奪三振まで「8」とした。
1番エイブラムスをカーブで中飛に打ち取るも、ロサリオに内角の直球を左翼席へ運ばれ失点。1死からウッドを一ゴロ、チャパロを二ゴロで1回を終えた。
2回は先頭ローを四球で歩かせるも、ハウスをカーブで空振り三振。コールに右前打に許したが、アダムズをスライダーで三ゴロ併殺に仕留めた。
3回は1死からエイブラムスを四球、ロサリオに右前打。それでも主砲ウッドとチャパロをスライダーで連続三振に仕留めた。
3-1と逆転に成功した直後の4回は先頭ローを一ゴロ、ハウスを三ゴロ、コールを中飛に打ち取り、この試合初の3者凡退を記録した。
大谷翔平投手(30)の適時打で4-1とした5回は、先頭アダムズに左越えのソロを被弾。ヤングにも中前打を許すも、1番エイブラムスをカウント2-2から内角ツーシームで見逃し三振を奪った。
1死一塁でソロを浴びているロサリオに対し、カウント2-2から暴投。ロサリオは三ゴロに打ち取り、ウッドを遊ゴロに仕留めた。
5回まで78球を投じ、5安打2四球2失点4奪三振。最速は89・4マイル(約144キロ)だった。
レジェンド左腕のカーショーは、今季試合前時点で6試合に登板して2勝0敗、防御率3・25をマーク。昨オフに左足のつま先を手術した影響で、260日ぶりの復帰マウンドは5月17日(同18日)のエンゼルス戦となった。その後、6月8日(同9日)のカージナルス戦で294日ぶりの白星を挙げた。
前回登板の14日(同15日)のジャイアンツ戦では、23年6月20日(同21日)のエンゼルス戦以来、725日ぶりに7回を投げきり、7回を3安打1四球無失点5奪三振で今季2勝目をマークした。また、翌15日(同16日)には妻エレン夫人の第5子となる次女の妊娠を公表した。
メジャー通算214勝94敗、防御率2・51。史上20人目の通算3000奪三振まで、残り「8」としている。
これまでに獲得した主なタイトルは、サイ・ヤング賞3度(11年、13年、14年)、最多勝3度(11年、14年、17年)、最優秀防御率5度(11年、12年、13年、14年、17年)、最多奪三振3度(11年、13年、15年)、シーズンMVP(14年)、ゴールドグラブ賞(11年)、ウォーレン・スパーン賞4度(11年、13年、14年、17年)。