【阪神】延長戦で力尽き3連勝逃す、9回サヨナラ好機生かせず 先発村上頌樹は8回1失点
<日本生命セ・パ交流戦:阪神1-2ソフトバンク>◇20日◇甲子園
阪神が延長戦で力尽き、3連勝を逃した。DeNAが敗れ、勝てば2位に今季最大の4・5ゲーム差を付けられた一戦。同点で迎えた延長10回表2死三塁、3番手の及川雅貴投手(24)が伏兵の代打石塚に勝ち越しの右中間適時二塁打を浴びた。
20年からソフトバンクには4シーズン連続でカード負け越し中。甲子園のソフトバンク戦でも16年から4カード連続で負け越しているが、今年もカード初戦は苦しいスタートを切った。
先発村上頌樹投手(26)は初回1死満塁で栗原の遊ゴロの間に先制の1点を許したが、8回まで123球5安打1失点でゲームメーク。公式戦初登板となったソフトバンク相手に、阪神エース格としての貫禄を見せつけた。
打線はソフトバンク先発モイネロの前に初回から走者を送り続け、1点を追う5回に得点。先頭近本、中野の連打から2死一、二塁を作り、大山悠輔内野手(30)が3試合連続の適時打となる中前適時打で試合を振り出しに戻した。だが、その後は9回裏2死三塁のサヨナラ好機を逃すなど、ホームベースが遠かった。