激高するロバーツ監督とシルト監督(AP)

<ドジャース3-5パドレス>◇19日(日本時間20日)◇ドジャースタジアム

パドレスのマイク・シルト監督が、試合後の会見で死球の応酬に言及した。

この4連戦は両チーム合わせて計8死球が記録される大荒れの展開となった。初戦はドジャースのパヘス、2戦目はパドレスのタティスとイグレシアス、大谷が死球を受けて警告試合となり、さらにロバーツ監督が退場処分を受けた。前日は再びタティスが死球。この日は7回にパドレスのジョンソン、9回にタティスがこのシリーズ3個目の死球を食らうと、両軍のベンチが飛び出し、ロバーツ監督とシルト監督が退場処分となった。9回裏には大谷が元阪神の抑え右腕スアレスから99.8マイル(約160.6キロ)のフォーシームを背中の右肩付近に受け、スアレスが退場となった。

シルト監督は「まずは言わせて欲しい。彼らに対して大きなリスペクトを持っている。互いにそう思っているかはわからないけど、そうだと信じたい」と前置きした上で「両チームは良いライバル関係だが、今日みたいな事態に発展して欲しくなかった。9回に起きたことはこれまでと無関係ではなく、つながっている。彼らはアグレッシブに内角を攻めるし、他のチームもタティ-に対して内角に攻めてくる。だが、彼はドジャースに5回(実際は6回)ぶつけられている。ここ7試合で3度だ。どのように考えるかは自由だが、ドジャースの他に5回以上ぶつけているチームはない」と、タティスがドジャースから実際に多くの死球を受けていると強調した。

さらに、タティスへの死球が故意だったと思うかと問われると「あれが故意だろうと故意ではなかろうと、もうたくさんだ。メジャーでトップクラスの選手が、ボールをぶつけられ、今検査を受けている。証拠はないが、数字がそれを示している」と話した。

自身が退場後、大谷がスアレスから死球を受けた。この死球に関しドジャース側は報復と主張していると指摘されると「彼らが何を言おうと気にしていない。全くだよ」と答えた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 パドレスのシルト監督が死球の応酬に言及「ドジャースの他に5回以上ぶつけているチームはない」