ドジャース対パドレス 9回裏ドジャース2死三塁、死球を受ける大谷(撮影・滝沢徹郎)

<ドジャース3-5パドレス>◇19日(日本時間20日)◇ドジャースタジアム

ドジャース大谷翔平投手(30)が大荒れの試合で死球を受けた。

2-5の9回2死三塁、3ボールから右腕スアレスの99・9マイル(約161キロ)の直球が右脇腹付近に直撃。この日は9回のパドレス・タティスへの死球をめぐりロバーツ監督とシルト監督が口論の末に退場処分となっており、警告試合が宣告されていた。

4連戦で計8個目の死球。大谷は一塁へ向かう際、右手を上げ、荒ぶるチームメートを抑えるようなしぐさを見せた。一塁上ではパドレス・アラエスと握手をかわすなど、敵軍の選手たちとも会話を交わし、笑顔を見せながら騒動の沈静化に努めた。

SNSでは「スポーツマンシップの鏡」「オレは野球をやりたいと言わんばかり…」「冷静にベンチ制した姿に尊敬」「心震えた」「100マイルの球をぶつけられても笑顔」など多くの声が集まった。

デーブ・ロバーツ監督(53)は試合後、大谷への死球が故意だと思うか問われると「間違いない。(カウント)3-0から、右投手が左打者に当てるのは。スアレスがどれだけ左打者に死球を与えているかわからないが、意図的だ。彼(大谷)はこれ以上、衝突を求めていない。それは私もリスペクトする」と話した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 大谷翔平、161キロの報復死球受けるも両軍の興奮抑える「スポーツマンの鏡」「心震えた」